住まいの知識:中古一戸建て住宅のチェックポイント

住まいの知識として中古一戸建て住宅のチェックポイントについて、購入前の注意点などを交えながら説明いたします。中古一戸建て住宅を購入する際に注意しておきたい項目は非常に多く、専門家であっても全てを把握することは困難です。まず最初に中古住宅の確認申請図書や検査済証という公的な書類があるかどうかを確認します。これらの書類は住宅を建てる際に公的に許可され、完成後も公的な機関で検査を完了しているという証明書になりますので、もしこれらの図書がない場合は中古住宅購入後に増築や改築などをする際に役所から許可されない可能性があることを理解しておく必要があります。
また中古一戸建て住宅の建築された年代にも注意が必要となります。住宅に関する耐震基準は昭和56年と2000年に大きく改正されており、昭和56年以前の物件の場合は特に耐震性に不安な要素がありますので、耐震診断の有無や耐震補強工事を実施しているかどうかを確認しておく必要があります。耐震診断を実施していない物件に関しては、現在の耐震基準に合致していないため、中古住宅を購入した後に自分で依頼する手間が発生してしまいます。購入の際は耐震性に不安がある物件として所有する覚悟が必要ですので、十分に検討することが重要となります。
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