住まいが人にとって大切なのは

人にとって、帰るところがあるというのは、大きな心のよりどころだと思います。もし、どこにも帰る場所がなければ、まるで浮草のような暮らしになり、生活はだんだんと荒んでいくことでしょう。家というのは帰る場所であり、それが人をまともにしてくれるのだと思います。そう考えると、家はとても頼りになるものですので、それだからこそ高いのも納得できてきます。もちろん、さまざまな付属設備を取付ければ家の値段は上がりますので、購入に手が届かなくなる場合もあるでしょう。そんな時は、シンプル・イズ・ベストという考え方にたちかえるのも悪くないと思います。
毎日の生活に必要な機能を備えているのであれば、それ以上を望まず、それ以下でないことを感謝し、その家を大切にして暮らすのです。そうすることで、家はやはりよりどころとなってくれます。確かに、築年数が建ってボロくなってしまった家よりは、新築でピカピカの家の方が誰だっていいに決まっていますが、今の家は自分の心のよりどころ、生活のよりどころ、人生のよりどころとなっていると考えれば、自然と大事にしようと思えるのではないでしょうか。住めば都と昔からよく言われますが、住まいというのはそういうものだと思います。
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